初めての建売購入を、予算から入居まで

本の内容

本命を逃したあと、隣の棟で希望額を決め直して伝えた指値。約20万円高くても、範囲と保証をそろえて選んだ工事。どちらも、何を比べて決めたかまで書いています。

著者の場合

売出価格との差は、約650万円。
買主の仲介手数料は、0円。

約650万円は、著者が買った家のパンフレットに載っていた売出価格と、契約価格の差です。表示価格が途中で下がった分も、指値を続けた経緯も含みます。仲介手数料0円の分は、この差に含めていません。読者に同じ結果を約束する数字ではありません。

章ごとの内容

仲介手数料を払わない買い方と、
指値の伝え方。

予算の見当を付ける(第1章)

家計から予算の上限を決め、買ったあとの家計をAIで比べました。相談先には、AIに候補を探してもらった独立系のFPを選びました。

仲介手数料0円で買う(第2章)

手数料0円の仲介会社がどこから報酬を得ているのかを確かめ、納得して依頼先を選びました。あわせて、売主から直接買える物件も探しています。すでに別の会社へ内見を頼んだ家で、窓口を変えるときの注意点も書いています。

指値で、希望額を伝える(第3・4章)

近くの家と比べ、土地と建物に分け、売値に乗る経費や売主の売り方まで考えて、払いたい額を決めました。指値は言葉で伝え、買付(購入申込書)で形にしました。本命を逃したあと、隣の棟で希望額を伝え直した経緯も書いています。

契約から入居まで、確かめる(第5〜8章)

署名前の書類と約束、ローンと支払いの準備、入居前の検査と補修、工事と家電の相見積もりまで。何を聞き、なぜその相手に頼んだかを書いています。

本文の場面から

迷った場面で、
買主はどう決めたのか。

AIで情報を整理し、仲介会社や専門家に確かめながら進めた、一人の買主の購入記です。

本命を逃した。
次の候補に、いくら払う?

予算の上限と、候補に払いたい額。何を比べて希望額を考えたかを追います。

安い案があっても、
高い工事を選んだのはなぜ?

金額だけでなく工事の範囲や保証をそろえ、相手に確認して選んだ経緯を読めます。

自分の条件に置き換えるために

巻末には、家計・価格比較・見積もりの計算例と、AIへの依頼文を収録しています。

専門家の解説書ではなく、一人の買主の実践記です。仲介手数料0円や値引きは著者の個別経験であり、同じ結果を示すものではありません。また、AIだけの成果を示すものでもありません。

比べ方の見本(架空の2件)

候補2件を同じ形で並べ、
分からない所を質問にする。

候補を同じ項目で並べ、それぞれの情報をどこで知ったかを、掲載(掲載ページ)・見学・口頭(仲介する不動産会社か、売主の担当者の話)の3つで添えます。「不明」の所と、口頭でしか聞いていない所が、確かめる所の目印になります。

候補1・2の記入例(すべて架空)
項目分かっていること聞くこと
道と周り
  • 1:前の道が狭い(見学)
  • 2:南側が空き地(見学)
2の空き地に、家が建つ予定はあるか
間取り
  • 1:3LDK(掲載)
  • 2:2LDK+納戸(掲載)。納戸の窓は不明
2の納戸に、窓はあるか
価格に含むもの
  • 1:駐車場の舗装は別(口頭)
  • 2:舗装も含む(掲載)
1の舗装の範囲と額を、書面でもらえるか
価格以外の費用1・2とも不明2件とも、価格以外の費用を一覧でもらえるか
引き渡し
  • 1:完成済み(掲載)
  • 2:○月に完成の予定(掲載)
2の完成が遅れたら、引き渡しはどうなるか
いつ使う

見学を終えた候補が2件あり、どちらにも決め手がないとき。買付(購入の申込み)の前に作ります。

何をどこから集める

掲載ページ、見学のメモ、担当者の話から、2件で同じ項目を拾います。どれにも無い所は「不明」と書きます。

AIで整理し、人に確かめる

AIは使わなくても作れます。使うなら、住所・会社名・担当者名を消したメモを渡し、「2件を同じ項目の表にして、どこで知ったかが無い所と、不明の所を別に挙げてください」と頼みます。返事は整理の下書きです。不明の所は担当者に聞き、口頭の話は書面でもらえるかを確かめます。

表から生まれる質問

「聞くこと」の列が、担当者への質問の下書きです。「大丈夫ですか」ではなく、「あるか」「いつか」「書面でもらえるか」のように、事実や書類で答えられる形にします。送る文にすると、次のとおりです。

  • (道と周りの行から)候補2の南側の空き地に、家などが建つ予定はありますか。分からなければ、どこで確かめられるかを教えてください。
  • (価格に含むものの行から)候補1で別になる駐車場の舗装について、範囲と費用を、申込みの前に書面でいただけますか。

ご自身の候補で、「不明」か口頭だけの所を1つ選び、担当者に送る一文を、紙やメモに書いてみてください。

本では、著者が実際の候補をどう比べ、何を確かめて決めたかを、経緯から読めます。同じ考え方を、価格と契約の書類について扱う節は、第4章の終わり「自分の家で始めるなら、引っかかる理由から」と、巻末の「価格の根拠と、自分の希望を比べる」「書類の疑問を、相手が答えられる質問にする」です。

表の値は、実在の物件や著者が買った家とは関係ありません。どちらが得か、高いか安いかを決める表ではありません。

目次

序章から巻末まで、
家を買う順に。

  • 序章 売出価格との差は、約650万円になった
  • 第I部 価格を決める
  • 第1章 家計を確かめ、家の予算を決める
  • 第2章 仲介を選ぶ。手数料0円の会社を探した
  • 第3章 物件を比べる。この家は、何に払う価格なのか
  • 第4章 購入条件を伝える。本命を逃し、隣の棟で交渉した
  • 第II部 決めた額を崩さずに、住み始める
  • 第5章 契約前に、書類と約束を確かめる
  • 第6章 ローンを決め、支払うお金を用意する
  • 第7章 検査で家を確かめ、補修まで見届ける
  • 第8章 工事と家電を頼み、引越しを終える
  • 終章 この家でよかった。次なら、ここを見る
  • 巻末 自分の家計と、検討中の家で使う

著者について

著者:AIと家を買った人

初めて新築建売を買った、一人の買主です。約2年、見学約30件(建売と注文住宅の合計)と不動産会社10社以上を回った末に、AIへの相談と、家族・相手方・専門家とのやり取りを重ねて購入しました。

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書籍『AIと考える 建売のお得な買い方』の公式サイトです。